村の魔女から……

魔女よもやま

随分前の話、大体30年くらい前の話になりますが、私は当時色々な事を実現したいと思ってそれを人に話していました。中には救急車もすぐにはたどり着けないような所にヘリコプターで救命に向かうなどという話もありましたが、そうしたものはそれから何年かしてドクターヘリという形で実現したことを新聞だったか、ラジオのニュースだったかで知り「やっと私が考えていたことに現実が追いついてくれた」などと思った事があったりもしました。そして同時に「自分が思うことはみんなもそう思うのだろうし、自分がヤロウとまでする必要はない。自分は自分がやるべきことをやれば良い」といつしか思うようになっていました。

そしてその後阪神の大震災東日本大震災などを経験し、自分自身被災もし、30年ほど前に夢見たことが全部誰かの手によって実現していれば随分と助かる人がいたのに、と悔しく思った事もありました。そして、今まだ実現されていない理想は多く残っています。そしてだんだんとそうしたものを人任せで待っていて良いのだろうか? という疑問をこうした災害や今現在のコロナ禍などを経験しながら強く思うようになってきました。

既に絶版になっていますが、2008年に私は『「村の魔女」から「ムラの魔女」へ』(ISBN978-4-903125-01-5)という小冊子を書きました。そこには当時私が考えていた魔女という存在を軸に据えた小さなコミュニティ論でもありました。そこにはまだ実現されていない当時の私が思った理想が色々と書かれていましたが、残念ながらドクターヘリの時のように、その当時私が願ったものはまだ一つも実現されていません。

これを発展させる形でかつて私の個人サイトで「理想都市論」なるものを試案的に書きかけたことがありましたが、それも書きながら何か行き詰まりを感じて途中で終わってしまいました。

しかし、今こうして魔女の通信教育を開始したり、その他色々なものが動き始めると、もう一度くらい私がそうした理想論をまとめ直しても良いかもしれないと思い始めました。これは、ある意味、受講生のみなさんを始めとして、SNSやその他色々な場面で私と関わってくれている人たちのおかげでもう一度立ち上がり歩いてみる気になったのだと思っています。

今書くとすれば『「村の魔女」から「ムラの魔女」へ(改訂版)』というより、もっと新たなものになりそうな気がしています。今度は「村の魔女」からいったい何になっていくのか、久しぶりに書くのが楽しみなものに再会した気がしています。

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