School of Witch(スクールオブウイッチ)はOriental Wiccaがこの20数年「本物の魔女になるには?」というご質問を受け続けた結果たどり着いた一つの結果がこの通信講座です。
基本的に魔女になるには、魔女から直接教えを受け、魔女からイニシエイションを受ける必要があります。しかし魔女になりたいけれど遠くに通うことはできない、という人も多いのが現実ですし、新型コロナは遠くても通いたいという真剣で熱心な人にも厳しい状況を作ってしまいました。実際、
「全てオンラインの通信講座で何とかして欲しい」
というご意見・ご要望は嫌というほど頂きました。しかし、実際問題それは不可能です。それこそ「コスプレ魔女」や「魔女と宣言したら魔女」というようないわゆる「日本語の魔女」になるのならそれで十分でしょう。しかし、本当のペイガニズムの魔女になろうと思ったら全てオンラインでというのは不可能です。しかし、可能な限りそれに近づけることはしてみようと思いました。そこで、色々な方々のご協力を得ながら、次の8つの指針を固めました。
①オンラインではなく実物のテキストを用いる
もともと魔女の教えや訓練は手作りのものなので「テキストという実物」を仲立ちにすることでエネルギーワークの一環を代替しようという考えが意外とうまくいくことを発見できたのでこの方法を採用しました。
②ビデオや写真を頻繁に使う
色々な実験や工夫で受講者のオーラを毎回確認してきちんと成長できているかを確認することができるようになったので、リアルの指導の代替にある程度できるようになったのでこれを採用しました。
③終了までに8回ほどのスクーリングを行う
これでどうしてもリアルでなければ不可能なものを集中して指導することで通信教育の不足分を補うようにしました。これは大学の通信教育で行われるスクーリングを参考にして回数などを考えました。そして実費以外のスクーリング費用は無料です。
④進級試験を各段階に設定して、クリアできなければ次に進めない
これで「単に知識だけが欲しい人」を排除します。このことは実は非常に大切で、真剣に魔女になりたい人の中に「自分は知識だけが欲しい」という人が混ざるとはっきり言って邪魔になるのです。ですからこうした気持ちで入学された方にとっては「進級できないような仕掛け」がそれこそ沢山あります。
⑤できるだけリアルタイム講義をする
実は音声教材やDVD教材を中心にして行うつもりだったので、これは当初考えていませんでした。しかし、実験的に試してみたら想像以上に効果が高く、またコロナ禍の副産物でオンラインミーティングの技術が日々向上しているため、方針転換して積極的に行うことにしました。もちろん、一人一人の進度に合わせて一人のためだけでもタイムリーに行います。大体1冊のテキストに対して4時間くらい行っています。(ただし、これはある程度の段階で音声や映像教材にする予定です。生の講義に参加できるのはある意味今のうちだけです)
⑥課外講座も開講
これもまったく予定になかったものですが、受講生の方のご要望が一定数に達していたり、こちらが教育効果が高そうだと感じたものは積極的に採用して占い、その他の技術的な講座を教材費を含めて無料で行っています。これは将来魔女となったときに幅広い知識や技術を身につけておいて欲しいという想いからです。また通常のテキスト学習では難しい季節の話題に属する話題などは適時書き下ろしの資料を元に課外講座を行っています。
⑦イニシエイションを希望すれば受けられる道をつくる
これは一番悩み、苦労しました。でも「ただ通信講座を終了しました」というだけだとしたら「自分が受講生なら納得できるかな?」と考えた結果、こちらにかなりの負担はあるけれど外してはいけないと考えました。ただ、課題の提出率を初めいくつかの基準を終了時に満たしていることを条件とはすることにしました。
⑧必要経費以外は無料とする
受講料には教材費、送料その他必要経費が全て含まれています。簡単に計算して頂けばわかりますが、はっきり言って利益はまったくありません。赤字になって続かない、ということを予防する意味でテキスト作製代、送料、教材費用を全て含んでの最低限の受講料となっています。また、オンラインでのリアルタイム講座などはまったく予定していなかった時に決めた受講料で実施しています。よく海外の講座も含めて高額の受講料をとっている講座がありますが、そもそも魔女が誰かに魔女になるための指導をする、ということは「仲間をふやす」ことにほかなりません。
「高額の金を持ってこなければ仲間にしてやらないよ」
「高額の資金が用意できなければ仲間にしてもらえる時期じゃないんだよ」
などということを平然と言う人をそもそも人間としてあなたは信用できますか?そして国内外問わずそうしたことは時々目にし、耳にします。
しかし私たちにはそうした人たちの人間性を信じることはできません。
そして私たちはそうした品性下劣な人間にはなりたくありませんし、この講座を受講する人にもなってほしくありません。人間誰しも高額な受講料で身につけた知識などがあれば、それで金儲けをしたくなる衝動に駆られるときがないとはいえません。だからこそ、私たちは最低限の必要経費で運営しているのです。通信教育とはいえ「教育」です。教育とは単に教えるだけではありません。育てることもまた教えることと同じ暗い大切なことなのです。ですから私たちが自ら範を示すことができなければ話になりません。
この8つの指針に賛同してもらえる意欲あふれる方々が参加してくださることを祈っています。